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CBDオイルの6つの効果と副作用

CBDオイルは大麻からCBDの成分を抽出しキャリアオイルと呼ばれるココナッツオイルやヘンプシードオイルなどで薄めて作られます。


カンナビジオール(CBD)は様々な病気への天然の治療薬として人気です。カンナビノイドと呼ばれる大麻中に含まれる100種類以上の成分の一つです。

テトラヒドロカンナビノール(THC)は大麻中に含まれるカンナビノイドのうち向精神性を持つ主要な成分。ハイになったり気持ちが高揚する感覚をもたらす成分で、こうした効果はCBDではもたらされません。

こうしたCBDの性質は、調剤薬がもたらす精神的な副作用無しに痛みや症状を和らげたい人たちにとっての選択肢として注目されるようになりました。



いくつかの研究結果が慢性的な痛みや不安を和らげる効果があると報告したこともあり、健康や医療の分野で急速に注目されています。それでも、CBDはあなたにとって最良の選択肢となりうるのでしょうか?

この記事ではCBDの健康効果6つと、CBD製品に考えられる副作用や安全面で考慮すべき点をまとめました。

CBDは合法なの? 日本ではTHCの成分が含まれていないCBD製品やCBDオイルは販売や使用が認められている。THC成分が少しでも含まれているCBD製品は全て違法。


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1. CBDは痛みを和らげる



大麻は痛みを和らげる効果があるとして紀元前2900年頃から使われてきました。近年の研究で、大麻中のCBDを含む一部の成分が痛みを和らげる効果をもたらしていると解明されました。


人体には睡眠、食欲、痛みなどの感覚、免疫機能などの体内のバランスを取るエンドカンナビノイド・システム(内因性カンナビノイド・システム)と呼ばれる機能が備わっています。そして人体は神経がカンナビノイドを受容するための神経伝達物質であるエンドカンナビノイドを生成します。

CBDがエンドカンナビノイドの受容体のはたらきに影響し、炎症を抑え、神経伝達物質と相互作用することで慢性痛を和らげる可能性があることが研究でわかるようになりました。

CBDはそれだけでは神経痛や腰痛などの特定の痛みに効果があり、CBDとTHCの相乗効果では多発性硬化症や関節痛に効果があるとする研究結果が発表され流ようになりました。


線維筋痛症を持つ患者2701人を対象に行われてた調査で、CBDを痛み止めに使用することで症状が少し和らぐから著しく和らぐことが一般的だとし、CBDは線維筋痛症のようなリウマチにも効果があるという研究結果も発表されています。

前臨床(動物)実験結果によるとCBDは関節痛に伴う痛みや炎症に効果があるとされていますが人体への治験ではその確認はまだ行われていません。


研究者たちはCBDに対して注意深く前向きな姿勢を見せているとはいえ、痛みに作用すると決定づけるにはさらに精密な研究結果が必要だと言えるでしょう。

まとめ CBDは多発性硬化症や線維筋痛症の伴う痛みに効果がある可能性があり、THCとの相乗効果で効果は特に大きくなる。ただし、痛みに対して使用するにはさらに研究が必要。



2. CBDは精神疾患の症状を和らげる



パニック障害や不安障害は健康面にとって極めて大きな影響を与えます。精神疾患は通常調剤薬で治療が行われ、眠気、動揺、不眠症、性機能障害、頭痛など多くの副作用をもたらします。加えて、ベンゾジアゼピンなどの精神薬は依存症を引き起こし、物質使用障害に繋がることもあります。

CBDオイルはこうした不安障害などの精神疾患を持つ人々に対して、薬ではない天然由来の興味深い治療のアプローチとして期待されています。

ブラジルの研究によると、57名の男性にCBDとプラセボ(ニセモノ)を緊張をもたらす人前でのスピーチテストの90分前に投与したところ、300mgのCBD投与でテスト中の不安を著しく減らす効果があることが分かりました。プラセボ、CBD150mg、CBD600mgを投与した人ではその効果は無いあるいはほとんど無いという結果でした。

CBDオイルは不眠症や不安障害の一つであるPTSD(心的外傷後ストレス障害)を持つ子供にも安全に使われてきました。


2019年の小規模な研究では、CBDは大人であっても悪夢などのPTSDに関連する症状を減らすと報告し、他の研究でも社交不安などの不安症状に効果があると報告しています。

CBDがうつ症状にも効果があるとする人がいるものの、抗うつ病の効果があるかについては人体での研究結果が乏しいのが現状です。しかしながら麻薬中毒の患者に対してうつ症状を減らす効果があるとしている研究もあります。CBDの不安症状やうつ症状に対しての効果は現在も研究が進められています。


まとめ CBDは不安障害に関連する症状を改善する効果を示している。CBDがその他の精神疾患に対して治療法になるのかどうか研究が進められている。


3. CBDは癌に関連する症状を和らげる


CBDは吐き気、むかつき、痛みなどの癌治療に関連する副作用を和らげる可能性があるとされています。


抗がん剤治療の副作用を持つ患者で痛みの治癒を経験したことがない患者177人に対してCBDとTHCの効果に関する研究がかつて行われ、CBDとTHCの両方の成分を含んだエキスを摂取した患者は、THCのみを摂取した患者に比べて著しい痛みの改善がありました。


こうした研究結果はあるものの、大麻やCBDのようなカンナビノイド成分がもたらす抗がん治療による吐き気、痛み、食欲不振への効果を調査することには賛否が分かれています。


CBDががん患者に対して効果があるとしても、がんの症状への治療方法として一般的に使われるにはまだまだ研究が必要でしょう。もしあなたががん患者でCBDの使用に興味があるなら、まず医師と相談することが重要です。安全ではなかったり、治療には不適切であったり、全てのがん患者に効果があるとは限りません。


まとめ CBDはがんに関連した症状を和らげる可能性があるものの、その結果には賛否両論あり効果や安全性を判断するにはさらに研究が必要。


4. CBDは神経保護の特性を持つ


エンドカンナビノイド・システムやその他の脳信号システムに作用するCBDは、神経障害を持つ人に効果的だとされています。

実際に、てんかんや多発性硬化症といった神経障害の治療にCBDが使われてる研究があり、この分野の研究が比較的新しいとはいえ期待できる結果を示しています。


サティベックス(Sativex)と呼ばれるがん治療剤は多発性硬化症を持つ人の筋肉のけいれんを安全に抑える効果があると示されました。治療薬への抵抗としておこる筋肉のけいれんを経験している多発性硬化症を持つ患者276人への調査で、75%がけいれんが緩和されたという結果が報告されました。


もう一つの研究では、深刻なてんかんを持つ患者216人に体重1kgに対して2~5gに当たる量のCBDオイルを渡したところ中央値として36.5%の発作が減ったと報告しました。

さらに、CBDオイルはドラベ症候群や複合発生型の小児てんかんを持つ子供の症状に対して、プラセボに比べて著しく効果があることがわかったとする研究結果もあります。

しかしこれらの研究に参加した患者で、CBDへの副作用としてひきつけ、発熱、疲労感を感じる人も現れました。

CBDは神経系疾患の治療にも効果が期待されており、CBDによる治療がパーキンソン病を持つ人に対して生活や睡眠の質を向上させると示しています。しかし研究結果の質は決して高くないと付け加えていて、パーキンソン病の治療に使われるにはまだ研究が必要な状況です。

しかし、エピディオレックス(Epidiolex)と呼ばれる処方箋のいるCBD製品は、レノックス・ガストー症候群とドラベ症候群と呼ばれる二つの深刻なてんかん症状に対する治療法として2018年にFDAに認可されました。


さらに2020年、脳やその他の体内に良性の腫瘍を発生させる珍しい遺伝疾患である結節性硬化症による発作症状にも効果があるとしてエピディオレックスはFDAの認可を受けました。


まとめ CBDは様々な健康状態に関連した発作症状に効果がある可能性がある。処方CBD製品エピディオレックスは米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けドラベ症候群といった発作を伴う症状の治療に当てられている。


5. CBDは心臓の健康維持に有効


高血圧を抑える効果など心臓や循環器系に有効な効果があるとする研究結果も出るようになりました。高血圧は脳卒中、心臓発作、メタボリック症候群など多くの病気のリスクを高める症状でもあります。

9人の健康な男性に対して行われた小規模の研究では、900mgのCBDオイルを投与された方がプラセボと比較して血圧を抑える結果を出したとし、高血圧に効果があると示しました。

また同じ研究で通常血圧が上がるストレステストも行われました。興味深いことに、CBDを一回だけ投与された人は血圧の上昇が少なかったという結果が出たのです。

別の研究では、26人の健康な男性に7日間600mgのCBDを投与したところ、プラセボと比較して短期間で著しい血圧の抑制が見られたとしました。しかしこの効果は7日後になくなりました。またCBDの投与を繰り返したグループには血管硬化度を下げ血流が改善したという結果も出ました。

こうした一連の結果はCBDの持つ可能性に対しての後押しになりますが、心臓発作などについての有効性にはさらに研究が必要です。


まとめ 人体での研究結果がさらに必要なものの、心臓に関する健康に対しても血圧を抑えたり血流を改善するなどCBDが有効である可能性がある。


6. CBDのその他の潜在的な効果


CBDに関する研究対象はここまでに特筆してきた病気だけではありません。さらに研究が必要とされるものの、CBDは下記に示すものにも効果が期待されると言われています。

  • 精神疾患への効果

統合失調症やその他の精神疾患に対して精神異常を抑えるはたらきがある可能性があるとしています。

  • 物質乱用への治療

薬物やドラッグに依存する人々に対してCBDが不安やうつ症状を抑えるはたらきを持つ可能性があるとしています。

  • 神経膠芽腫患者への延命

最近の研究で、CBDとTHCの相乗効果が神経膠芽腫と呼ばれる悪性のがん患者の延命の役割を持つ可能性があると指摘されていますが、まだまだ研究が必要な状況です。

  • 睡眠の改善

一部の研究でCBDに不眠症などを持つ人にとっての睡眠改善の効果があるとされ、さらなる研究が進められています。


まとめ CBDには物質依存症、精神疾患、いくつかのがんの治療の助けとなると指摘されているが、効果を判断するには人体での研究結果がまだまだ必要。


CBD製品の持つ潜在的な副作用



CBDは一般的に耐性があり安全だと考えられる一方で、下記のような副作用が出るケースもあります。

  • 下痢

  • 食欲や体重の変化

  • 疲労感

その他に肝機能検査結果が正常でなかったり、眠気が出たり、意識が朦朧としたり、肺炎といった症状が小児てんかんの研究時に報告されています。しかしこれらの症状はCBDがクロバザムなど他の薬に反応して起こっている可能性もあります。

事実、鎮痛剤、抗うつ剤、発作や糖尿病の薬はCBDと相互作用を起こします。CBDオイルを試す前に主治医と相談して安全性や弊害について検討するべきでしょう。加えてCBD業界は現在飽和状態にあり、多くの低品質のCBD商品が出回っていることも付け加えておきます。

CBDは食品、飲料、サプリ、ボディケア商品に加えられストレス、痛み、睡眠を改善するアイテムとして販売されています。だからと言ってあなたの食生活や生活習慣に追加していくべきだとは限りません。


CBDが健康に対して有用であるというエビデンスが示されているものの、摂取には研究によって様々な違いがあります。特定の健康状態に対してどの摂取方法が適切であるかを判断するのは難しいのです。

さらに、多くの製品にはCBD以外の原料が加えられています。例えば、CBD含有のサプリにはハーブ原料が加えられている場合がありますが、処方薬に作用してしまう可能性のあるハーブは多く存在するため全ての人に安全とは言えない可能性があります。使用前に医師に相談するようにしてください。

CBD製品を使用すると決めたら、品質や純度の検査を第三者機関で行なっているCBD製品を選ぶようにしてください。

まとめ CBDは安全だと考慮される一方、下痢や疲労感といった副作用が出たり、服用中の処方薬に作用して副作用をもたらす可能性がある。


最後に



CBDオイルは不安障害や神経系障害などの症状を和らげるという潜在的な役割について研究が進められてきました。さらに心臓の健康維持に有効で痛みを和らげる効果も期待されています。


ただし、いくつかのこうした利点はCBDのみではなくてTHCとの相互作用で発揮される有効性でもあります。研究は現在も続けられていてCBDの可能性について解明すべき点はたくさんあります。


もし健康管理や維持のためにCBDを試したいなら、医師との相談がまず必要です。CBD製品をあなたの生活習慣に加えて差し支えないか、どの製品が最善かを判断する手助けをしてくれるでしょう。

もう一点 病気を治したり健康維持に効果的だと謳うCBD製品に対しては慎重になってください。CBDが有効である場合はありますが、摂取量、品質、THCの有無など多くの要素にもよるのです。 多くの人がCBDが安全だと判断する一方で、自身の生活習慣にCBD製品を取り入れる前に医師に相談することは重要で、特に治療目的の場合はなおさらです。


 

2021年11月26日


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