魔女・悪魔の彫刻を楽しむ散策コース

クライペダから船で渡った先にあるバルト海沿いの町ネリンガ。観光客のほとんどは世界遺産のクルシュー砂州を訪れることになると思いますが、その道中にある"The Hill of Witches"(魔女の丘)は魔女、悪魔、ネリンガの伝説に関連した彫刻が森の中に点在し自然を満喫できる散策コースとしてオススメです。
海と自然が広がる町に突然現れるにこやかな魔女の彫刻はまるで「怖くないから入っておいで」とでも言っているようです。中に入ると散策コースに不気味な彫刻が並びます。
リトアニア西部にはサモギティア(ジェマイティヤとも)と呼ばれるかつての民族文化が今も残されていて、そこにはキリスト教布教以前に広く信仰されていた自然崇拝(ペイガン)の文化があり悪魔や魔女という概念もその頃から存在していたもの。
またネリンガという町の名前はクルシュー砂丘を造ったとされる巨人の女の子の伝説(詳しくは「女巨人ネリンガ」)に由来し、そのネリンガに関する彫刻も多数ありました。
"Raganų kalnas"
The Hill of Witches(魔女の丘)
August.2018
by hshmtyshk
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